4月になると、大学に入学したり会社に入社したりと人の移動が多くなります。

自宅から一人暮らしの為に引越ししたり、或いは既に一人暮らしの人が引越しする際には荷物が少量の為に、 引越し業者に依頼しようか迷う人もいることでしょう。

引越し費用をなるべく安く済ませたい場合にはどの様な選択肢があるのでしょうか。

ずばり、これから紹介する方法を実践し、いくつかの条件が合えば、 総額1万円以内で引越しを済ませることが出来ます。

ただし、荷物がそれほど多くない方、少量の荷物の方に限ります。

  • 引越し先までの距離
  • 大きな荷物はあるのか
  • 荷物は宅急便で送ることができるサイズか

目次

  1. 引越しでどれくらいの荷物の量を少量と言うのか
  2. 少量の引っ越し費用はこうして抑える
  3. 少量の引越しでレンタカーと宅配便を併用
  4. 条件が合えば単身パックもお勧め

引越しでどれくらいの荷物の量を少量と言うのか

引越しをする際に、どれくらいの荷物だと「少量」と言えるのでしょうか。

基本的に大型家電や家具がなく、一人で運べるものばかりであること、段ボールの数が10個~20個位であれば少量と言えます。

自家用車がワゴン車などの場合は自分で引っ越すこともできますが、 レンタカーにすると意外と高くつくのでまずは業者からの見積もりを取りましょう。

引越しは荷物が少量でも運ぶ距離は変わりません。

同一市内ならばまだしも、距離が遠いとそれだけ手間もかかるし体力も必要とします。

引越し業者に頼んだ方が一日中荷物を運ばなくて済むので翌日の疲労度が違います。

少量の引っ越し費用はこうして抑える

一人暮らしの引っ越しなど、業者に依頼するまでもない少量荷物の引っ越し、 あなたならどうしますか?

大手引っ越し業者のサービスである単身パックや一人暮らし用の引っ越しプランは、割安なように見えて 実はあまり使えないこともよくあるのです。

ここでは引っ越しプランを使わずに、費用を抑えた手軽な引っ越しのアイディアをご紹介します。

自家用車が使える場合

まず考えたいのは自家用車が使えるのかどうかということ。

地方への単身引っ越しなどの場合は、自分は車に乗って引っ越し先へ向かうということも少なくありません。

そんな時は積めるだけの荷物は自分で運びたいもの。

そこで何を自分で運ぶのかがポイントになります。

普通なら大きなものから車に乗せて、と考えますがそれは間違い。

できるだけ細々したものを全て自分の車に乗せてしまいます。

そして最低限必要な大物だけを、空の状態にして宅配便にするのです。

こうすればかかるのは宅配便の費用だけ。

もともと荷物の量が少量であれば、宅配便にするようなものもほとんどなく、 1,2個の荷物を運んでもらうだけで済むこともあります。

次に自家用車がない場合

ここでおすすめしたいのが赤帽です。運搬に使う車両は軽トラック。 少量の荷物なら大きなトラックは必要ありません。

赤帽はもともと引っ越し業者ではないため、細かいプランの設定はありません。

また、梱包や設置などのサービスも用意されていません。

基本的には配送のみとなるのですが、荷物が少量であればこれで十分。

積み込みも基本的には運転手一人のみとなるので、大物を乗せる場合は依頼者も手伝うか、 あるいは知人や友人を頼む必要はあるかもしれません。

ですが不要なサービスがない分、引っ越し業者に比べてかなり費用を安く抑えることが可能なのです。

引っ越し業者のパックには、送り出す家や引っ越し先の家具や建物の保護、 損害賠償などの保険が含まれています。

買うよりは安いから持っていく、実家から一人暮らしのアパートに少量の荷物を運ぶだけ、といった場合、 これらは不要になる場合があるのですが、必要ないからといって割引してもらうことはできません。

また、単身パックの容量は意外と小さく、 一部屋の荷物を丸ごとと考えると足りなくなるケースもあります。

そのため結局は自分でも運ぶことになった、ということも起こり得ます。

それならば最初から業者に依頼するものと自分で運ぶもの、 サイズに合わせて荷物を分けておけば必要最低限の費用で引っ越しを完了させることが可能です。

一人暮らしとは言え、新しい生活にはなにかと物入りです。

引っ越し費用を抑えて、少しでも快適な暮らしをスタートさせられるとよいですね。

ちなみに赤帽とは

赤帽とは、軽貨物運送の自営業者による協同組合の総称です。

全国各地に加盟している事業主があるので近場の引越しに強く、料金も1万円程度からと格安です。

赤帽は引越し業者ではなく、軽トラックとスタッフを時間でレンタルする様なもので、 自分で率先して作業を手伝う必要がありますが、荷物が少量の場合とにかく料金を節約できます。

引越しに対応できる赤帽はこちら

宅配便を利用する

最近では宅配便で荷物を送るという方法もあります。

全てダンボールに梱包されてるという条件になります。

引越し業者は「引越しのプロ」ですので、あらゆる状況を想定してサービスを提供しています。

少量の荷物でも、実際に運ぶもものや移動距離、時期や時間帯までを良く考えてどこに依頼するか決めることが大切です。

赤帽と宅急便の料金比較

赤帽の軽トラ 荷台の長さ:194cm、横幅:141cm、高さ:160cm

40×40×40cmのダンボールだと 30個以上入ると思います。

同一県内

120サイズ10個 120サイズ20個
宅急便 15770円 31540円
赤帽(軽トラ1台分) 13000円~20000円 13000円~20000円

東京→大阪

120サイズ10個 120サイズ20個
宅急便 16850円 33700円
赤帽(軽トラ1台分) 60000円~70000円 60000円~70000円

少量の引越しでレンタカーと宅配便を併用

まず1つ目ですが、いたって単純です。

「引越し業者を使わない」という方法です。

引越し業者に依頼せず、引越しなんかできるのか、と思われる方もいるかもしれません。

大抵の人は“引越し=引越し業者に依頼”という固定的な考え方に囚われがちではないでしょうか。

しかし、改めて考えてみれば、何も高いお金を払ってわざわざ業者に頼らなくても、 いっそのことすべて自分で済ませてしまえばいいのです。

レンタカーを借りる

そのための手段の一つとして、「レンタカーを借りる」という方法があります。

バンや軽トラックなど、少し大きめの車を借りて自分で引越し先まで運んでしまうのです。

軽トラのレンタルも考えてみてもいいでしょう。

レンタル費用はかかりますが、6時間で5千~6千円程度で借りれるので業者に頼むよりは安く済みます。

荷物が少量であれば、梱包や積み込みも友人や家族の協力を借りることでスムーズに進みますし、 手間と時間は多少かかりますが、上手くいけば費用は通常の2分の1以下に抑えられるでしょう。

ただ、遠方への引越しの場合は、車を返却してくれる人がいることが必要になってきます。

県内や隣県までくらいの引越しを考えている方にとっては、 かなりお得なに引越しができる方法だと言えます。

宅配便の利用

2つ目は、業者を使わない1つ目の方法にプラスアルファの要素を加えたアドバイスです。

レンタカーを借りて自分ですべて済ませる、と言っても、 どうしても持っていきたい大型家電や家具が1つや2つある方にとっては困難な場合もあるかもしれません。

そんな方におススメするのが、「宅配便の利用」です。

引越し業者に依頼するのではなく、宅配便業者に“荷物”として依頼することで、 荷物のみの料金で済ませることができます。

重量や大きさの制限はありますが、比較的小さな冷蔵庫や一人用のソファなどは梱包次第では依頼が可能です。

“レンタカー代+宅配便代”で一万円は超えてしまうかもしれませんが、 それらを総じても、費用を安く済ませられることに変わりはありませんので是非参考にされてください。

また、引越しのためにレンタカーを借りる時は、できるだけ平日をねらいましょう。

休日や大型連休中の間はどうしても値段が高く設定されますし、すでに借りられてしまっている、 というケースもあるからです。

条件が合えば単身パックもお勧め

最近では引越しプランとして格安の単身パックを用意している業者もあります。

単身パックの場合、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなど基本の生活家電も運んで貰えます。

引越し専用の大型ボックスを使用して配送してくれて、搬出や搬入まで任せられますので、手軽で便利です。

この専用ボックスに荷物が入らない場合には追加料金が発生します。

更にパソコンやピアノなどがあると、専用パッケージでの配送になるので、 最終的に引越し業者に依頼した方が安上がりだった、という場合もあります。

段ボールなどの梱包資材に関しても自分で準備する必要がありますので、基本料金だけで考えない様にしましょう。

また、荷物を運ぶだけで梱包から設置まで全て自分ですればより安くなるというプランもありますので、 調べてみることが大切です。